2016年12月7日水曜日

2016秋シーズン近々の岩記録まとめて



10/8 東の河原
秋シーズン最初の岩。
保持感が微妙。夏の肩のインナーとアウターの筋バランスが悪い。
背中の疲労感というか痛みがひどく調子はかなり悪い。

10/15 三重某所
ファイアのムーヴ練習。
一手目~中間部までは以前よりも格段に出来るようになっているが、
フィジカル的に余裕が出来ただけでコツを掴んでいるわけではなく無理矢理感が残る。
ランジに体勢に入るまでの一連のムーヴが解決せず。
左半身のコントロールが上手く出来ていない。

10/22 三重某所
ファイアのムーヴ練習。
前回解決していなかったランジまでのムーヴを一応作る。
結局左半身の感覚は掴めないままなので、リーチを活かした下足で処理するムーヴ。
先週もだったが前腕全体の痛みがあり二手以上起こせないので繋げは全くムリ。

11/6 大阪某所
当日朝は疲労感が強く、登れるのか不安だったが岩場についたらテンションあがり楽しく登れた。
一級~初段を数本登る。易しめのように感じた。
泥沼は全てのパートのムーヴ安定感が以前よりも良くなっていた。
下部は体幹のパワーアップと使い方の学習の結果。
ランジは股関節初動の学習の結果。

11/21 コハル岩
ぐっさんの誕生日休暇ということで開店前に近場の岩探索。
思っていたより遠く、2時間程しか登れなかった。
1級、2級の課題がムーヴ読み切れず敗退。
落ち着いた岩場でゆるく楽しむのにいい場所だった。

11/23 大阪某所
前回登りきれなかったコヅエというかだいをこの日はすぐに登れた。
ムーヴ系で一度登れれば何度でも登れる。
四度目にしてようやく発見できた武松は時間切れラストトライにてマット擦り敗退。
一日を通してのスタミナ不足は以前からのことだが、以前はあった1トライ時の集中力・決定力の低下を感じる。
感覚の入力が甘くなっていることが原因だと思う。

11/26 笠置
思ったよりも暖かく一日快適に過ごせた。
ミティゲーションの初めのパートは暫くやってると出来るようになった。
その後の中間パートはムーヴがいまいち決まらず。
無理矢理だとスタミナが続かないのでしっかり安定したムーヴを作る必要があるが、
スローピーなホールドの保持が上手く出来ていない。
肩の使い方が違うと思われる。
最後は鮎(地ジャン)を打っていたが、一手目が止まったり止まらなかったりで時間切れ。
安定して一手目の止まっていた時間帯に二手目以降ムーヴをすぐ決めずダラダラトライしてしまったことが敗因。

12/6 豊田
シーズン初豊田。
大和は以前よりムーヴが楽にこなせるようになっており、ここでもパワーアップを実感する。
しかしゴールマッチのムーヴが分からず敗退。
スーパーラビットは以前とてもしんどかったランジパートが余裕をもって出来て登れた。
飛び出す前に前腕の緊張を意識的に解くのがコツのように感じた。
砕波は時間が無かったので春三番をトライ。
右手を飛ばしていって振られの体勢に入るとこまで進んだが時間切れで敗退。


今年は環境が変わり、肉体的・精神的疲労の蓄積に気付かず体調をくずしてしまい
夏の間のトレーニングは思っていたようには出来なかった。
それでも新しく学んだ事は多く、弱点だった体全体のパワー不足も少しだけ改善されているようだ。
直近の課題は夏から続く右指の手荒れの改善と摘み系を初めとした細かい保持力のアップか。
今の状態では限界グレードを追うのは難しいので、今シーズンは感性に訴えかけてくる課題。
カッコいいと感じる課題をグレード関係なく登ることを目標とする。
当面は「漆黒」「砕波」「犬歯」「インペリアル」「ファイア」など。
豊田多いな。
久しぶりにキクリンに会えるだろうか。




2016年8月30日火曜日

16/8/27 権現ボルダー


お久のすけちゃん、スハラメンバーと権現へ。

到着すると岡山の方達が子供教室みたいなんで来てた。

岡山はクライミングが文化として根付いていると思う。

それも杉田さんや石原さんを代表とする指導者の存在が大きいのだろう。

文化は牽引する人が居て、それを引き継ぐ人が続いていくことで根付く。


まずは3級でアップ。

冬に来たときは思いつかなかったクロスムーヴでハッシーさん、磯川さんと登っていき自分も続く。

久しぶりの石灰岩はフリクション少なく恐い。

その後はどの課題やるか検討するも、やはりラインの一番分かりやすい「無から〜」をやることに。

前回は二手目が止まる気配無かったけど、今回は深い足の身体張力バチバチで止めれた。

以降のムーヴも探ってるうちになんとか完成。

ムーヴ作って少し疲れたし一番暑い時間だったのですけちゃんと一緒に昼寝してたら、

悪ガキがすけちゃんに草食わせてたw

ルーフの下は涼しくて小一時間は寝てた。

起きたらなんか身体のスイッチが切れてて、またムーヴミスったり。

何回かパート練習したけど気持ちもあんまし乗らないので、勢いスタートから。

何回目かでゴール取りまで行ったけど見えないゴールにミートせず。

そのあとも二回くらい最後まで行ったけどこの日は結局ゴールミート出来ずに終わった。。。

10手なんだけど自分的に微妙にしんどいムーヴが続くので結局持久系。

相変わらずのパワーエンデュランス能力の低さを認識した。

岩モードのスイッチは入ったので夏バテして全然出来てなかったトレ再開や。


おしまい
















2016年1月9日土曜日

杉林の中で


昨年の12月から計3日をかけて某所のある課題を登った。

家から一時間程の運転で行ける数少ない岩場。

5年くらい前かな?

その頃は東京に居たので帰省の際に偵察に出かけた。

当時はまだ開拓が進んでいなくて、未登のラインも多かった。

たしかマットも持ってなくて岩を見て廻りながら、

「あそこは登れそう」、「ここはこういうムーブかな」と想像するだけでもドキドキしていた。

その時に一番格好良くて、惹かれたライン。

そんなことがあったことも忘れていた。


去年の夏に岩場の近所のジムに行った時、トポが置いてあった。

そこに豊岡のF氏が春にそのラインを初登したと記載されていた。

忘れていたラインが課題になっている。

これは見に行かないと、とOKちゃんに案内してもらって行ってみた。

過去に眺めたラインにはチョークがついて「課題」になっていた。

例の課題は相変わらず綺麗なラインだった。

それから何度か通って易しめのグレードの課題を一通り登った後にようやくトライ。

はじめ中間部のムーブが分からなかったけど、いろいろ試しているうちになんとなく解決。

全てのムーブが決まって興奮した。

2日後に再訪し、繋げトライ。

リップまでで13手と長めで、中間部にデットが二カ所。

ここの確率が悪かった。

スタートから繋げるとどうしてもそこの箇所で落ちるので他にムーブが無いものか探ったら、ちょっとした変更で負荷が少し下がった気がした。

大分ヨレてきてて時間も無いが、一度岩の前から離れて岩探し。

ラストのトライに賭けることにした。

山を駆け上がったら思いのほか体温が上がってしまい、指先がヌメリそうだったので気合いの上裸。

暖冬で助かった、のか。

服を脱いだのがよかったのか、何度も落とされた核心を超えあとは簡単なパート。

しかしヨレを感じて焦ったのか、暗くて足下が見えにくかったからなのかリップでスリップフォール。

この時はさすがにマットの上に仰向けに倒れ込んだ。

息も切れきれだったけど登れる確信も感じていた。

次のトライだな!!

と、思ったのも束の間ライトの電池切れで強制終了。

泣く泣く帰宅した。

ほんとは直ぐにでも行きたかったけど翌日から山口ツアーだったので、結局10日後までお預けになった。


そしてトライ3日目の今日。

いつものように昼過ぎに到着してゆっくりアップ。

ムーブの確認をしてみたら各パート安定していた。

4日ぶりのクライミングだったけどこの課題に関しては問題なかった。

しかし繋げてくると一回目のデットで二回落ち。

二回目のデットでも二回落ちた。

散歩したりちょっと寝てみたりした後の5トライ目で登れた。


最近あまり無い、一人で課題と向き合う時間。

登る為にあえて岩と間をとったり、自分の感覚に耳を傾ける。

皆でワイワイとはまた違った、とても充実した時間だった。

まだプロジェクトも残っているから時々訪れようと思う。



























2016年1月1日金曜日

潮騒


初めてこの課題を知ったのは三年前??

山口県は向島にある茂垣敬太さん初登の課題。

初登動画が非常に格好良くていつか登りたいなーと思ってた。

で2014年に広島に行く用事のついでに山口まで探しに行って、

見つけたんやけど兵庫県からやと5時間掛かるのと他に課題が近くに無いのがネックで

なかなか登りに行くことは適わなかった。

今回2015年年末ツアーで、いつもおなじみの宮城家が快く了承してくれたおかげで

ようやくトライすることが出来た訳です。


12/30の昼前くらいに到着したものの、潮が高くて岩を目前にしてアプローチ出来ず。

前夜、これまたいつものようにたけちゃんまんのイビキと歯ぎしりで寝不足やったので暫く寝て待つ。

やっとアプローチ出来たと思ったら、今度はスタートホールドのあまりの悪さに愕然。

こんなの出来ないんじゃないの。。。と完全に意気消沈するも、

トライすることすら稀少なこの課題を目の前にして帰るわけには行かない。

ということでランディングの悪さをマットで誤摩化し、チョークをつけて取り付いてみる。

と、あれ持てるかも。

離陸すらやばいんじゃないのかというイメージやったけれど、以外と大丈夫でした。

チョークは偉大だと満場一致でさてトライ、やれトライ。(ちなみにミミちゃんチョークです。)

色々なホールド・色々なムーブを試した結果、渡辺数馬さんのムーブで下部が出来るように。

時間もあまり残されてないので、すぐ繋げ。

登れた。



Shiosai from masatoshi endo on Vimeo.


長年寝かされていた課題だっただけに最高に嬉しかった。


見た目、ムーブ、ライン、難しさ。

どれもが自分の要望にピッタリだった。

スポットのたけちゃんまん、応援のカッチンにも感謝です。








2015 総括 2016 抱負


また更新出来ていなかった。。。

最終更新の後はフクベ、滋賀某所、西&東の河原、戸河内、武庫川、豊田、恵那、瑞牆、丹波、鳥取、山口と振り返れば色々な所に登りに行きました。

シーズンを跨いだ宿題の回収や進歩、新しい課題の完登及び宿題化などまあやってることはいつもと変わらない。

けれど今年は特に心境に大きな変化のあった年でもありました。


二月で環境を変化させ勇んで向かった九州で登りたかった課題が登れずメンタルブレイク。

そこから自分にとってのクライミングの意味を探求し、登る頻度は減りました。

夏には長野の全く新しい環境で過ごし、クライミング以外の新鮮な刺激と共に自身は変化を続けました。

秋のシーズンを迎える頃には再びクライミングとフレッシュな心境で向き合える自分が居ました。


五年も六年も続けているのだから楽しいのは当たり前。

重要なのはなぜ続けて来れたのか、何が楽しいのかをもっと深く理解することだったのです。



なぜ登れないのか、なぜ登れたのか、どうすれば登れるのか。

この探求の結果、クライミングを「知る」、「理解」することが一番楽しい。

そしてこの「理解」を仲間と共有出来た時、社会的な歓びも得られる。

岩場に出かければ、自然の中で自分と言うちっぽけな存在を感じることが出来る。

そしてクライミングという行為の中に没頭していること自体が喜びになっていく。



2016年もクライミングと仲間との関わりを通して様々な経験を積んでいきたいと思います。