2021年10月28日木曜日

三年ぶり

 10/27 一人で御岳へ

前日は今回のメインイベントで都内でパーソナルレッスン。

足裏の開発を行うことで丹田までのラインが繋がるという内容。

トレーナーさんも探求家って感じでめちゃよかった。

二日後の現在ふくらはぎとはらの内側に筋肉痛が出てて面白い。


御岳は前日雨が降っていた影響で岩は湿り気味。

とりあえず三年前に惜しかった宿題からということでネクロの岩いくも下地は川で岩も染み出し、ルーフ内は湿気が充満というコンディションだったので退散。

タナトフォビアはもう無理して登らなくてもいいリスト入り。


次は ロッキーボルダーの岩へ。

inTokyoに先客がいたのでちょっと挨拶して表側へ。

こちらはだいたい乾いている。

トポ忘れてったのでなんとなくライン探して、怖さのないやつから。

左端の課題は後で「ミラージュ」って名前でした。

中間の棚のあとは簡単そうやけど棚取りのムーヴが??

結局左手で真っ白のところのうわ端を摘んでトーフックしたら安定したのでそのまま棚まで右手が届いた。

体格の違いでハマるムーヴがいろいろ出来そうやなあと思ったら後で知り合った人は一気に棚まで左手出してた。

その発想は無かった。

今風って感じ

次に隣の「炎」。

これはちょろっとトライしてる人がいたのである程度認識してスタート。

四手め?のなんか縦向きのガバカチ取るときに一度足抜けて落ち怖かったので、

次はヒールで固め気味に取った。

こちらの課題は登り易めだった。

高さやムーヴ、難易度等人気ありそうな感じ

次は「inTokyo」へ。

先客の学生さんに混ぜてもらってトライ。

直登Verは流石にこのコンディションですっぽ抜けて落ちると怪我しそうなので右回りVerを。

左手のカチ取りは一回めで出来て成長を感じる。

その後のホールドに手を出すのにいい足が見つからなくて数トライ重ね。

いい足を見つけて次あれかと思っていた白いところが全然持てなくて。

少し探るとそのさらに上がカチっぽいとなって、実際カチで。

さていよいよあとはリップ取りかとなったら最後の右手カチがすっぽ抜けて二回連続落ち。

さすがにちょっと疲れたかもっと思ってたら四手取りで右手すっぽ抜けたりして高度下がったので終了。

今回のマイルールは「高度が下がったら終了」。

右手めっちゃきれいに抜けたなあ

授業前に登りにきてた元競技クライマーの学生。

義務的にクライミングをするようになってつまらなくなってしまって一度離れたけど、

最近復活して今はすごく楽しいと言っていた。

境遇は違うけどとても共感した。

他人と競うのが楽しいと思えない人間は自分のペースでできるクライミングがいいよ。


ちょっと湿ったチャートには懲りたので乾いてそうな忍者岩へ。

三年前のチッピング事件後のホールドを確認したり(もはやその前がどんなだったか思い出せない。)、

テキサスボーイと喋ったりしながら「蛙」の下にマットを敷く。

三年前はめっちゃ頑張って左アンダー止めれたけど今回は難なく止まる。

その後の体の引き上げも何回かやってるうちにできるようになってリップ止めに突入。

したけどその後三回連続で取り先をボール。

出る前の体勢からやと取り先がいまいち見えない。

見えないホールドを捉える能力の低さは改善されてないなあ。

そうこうしてるうちに二手目をミスって高度下がり終了。

どっちみち飛行機の時間があってあと1トライ分くらいしか時間無かったな。

多分ここでしょって場所の奥を叩いてるやつ

余裕を持って移動しマット返却、駅前でラーメン食べて予定どおりの電車に乗ったらテキサスボーイと再度遭遇して少し業界トークして帰りました。


今回の東京は一番はパーソナルレッスンだったけど、二つめはチッピングされた課題を見て自分がどう思うのかを確認するのが目的でした。

結果的に「虫」は今でも登りたいなあと思えました。

当時はチッピングされた課題を登ることはチッピングの助長に繋がるみたいな論があって、

そうかもしれないなあと自分も多少影響されていた。

けど今回実際岩を見てみてやはり歴史を感じる課題だし自分も登りたいと、素直に感じたのです。

むしろチッピングという負の遺産込みで今後の歴史になるのかもしれないとも。


というわけで次回もまた来ようと思える遠征でした。


そうそう道中は杉野保さんのOLD BUT GOLDを読んだ。

影響されやすい自分は記載されてるどのルートも登ってみたいと思った。

高いのが怖いボルダラーなのにね。




おしまい














焦ったら負けやっていうたのに

 10/24 一人でカケボルへ

今日こそ決めるぞと意気込んでたけど、あれなんか調子が悪い。

前半のパートも精彩を欠き、中間のキーホールド取りなんか前回はほとんど失敗してなかったのに今回通して二回しかできてない。

一昨日のジムで登った疲れが残っているのか、結局リップ取りまでほとんど進まず。

今日みたいな体調だとダメってことが分かった。

中二日は空けなあかんみたいね。

前回見た大岩に気持ちが逸れててさっさと終わらしたい気持ちがあったな。

そんな強くもないんやからちゃんとコツコツやらなな。


おしまい

新しい岩と沼

 10/20 竹谷さんとカケボルへ


まずは上流のハングした大岩へ。

わざわざ道案内しにきてくれて感謝。

アプローチは思ったより遠くはない、けど荒れてるガレ場とか通るので怖い。

岩はなかなか立派。

脆い箇所があるのでエッジの立ったホールドなんかは壊れるかも。

真ん中よりすこし右からSDで上まで抜けられそうなラインが見つかった。

だいぶ悪そうなので長期のPになりそうです。


昼すぎからオルカPへ。

前回ムーヴできたしサクッと繋がるでしょ、とか思ってたのが間違い。

スタートから繋げるとリップ取りができない。

そこだけならできるけど下から来ると出来ない。

どうやら左手のホールドを抑えこむ方向が違うみたい。

1トライめでキーホールドの結晶抑える中指に穴あきかけてテーピンぐ巻いてるのもあるけど。

結局この日はリップを止められず。

まあ止まったら終わりなんですけど。

中間部のムーヴを最後のランジに接続するのにより良いムーヴを探っておいた。

ヒールが悪くて抜けそうなのを我慢する必要があるけどランジの際に少しでも重心をリップに寄せることができそう。

ヒールがすっぽ抜けるリスクは高いけど。


決められるつもりだっただけに悔しいが、こういう時は焦ったら負け。


おしまい






避暑地なんぞへ

 10/14 マエちゃん夫妻と御手洗へ


番犬エリアへ向かうも実は誰も詳しい情報を知らないということが判明。

じゃあまた今度ということで奥の方へ。

まずはキングダムのあるあたりに行くと沢が枯れててどの課題もトライ可能、やった。

とりあえず課題っぽいやつを色々登って。

キングダムはハヤッシーさんの初登ムーヴだと尺が合わなかったので自分のサイズにあうムーヴで完登。

ホールド分かんなくて上部で一回降りた。


あとは李朴の左側を登ったり(二級くらいで面白かった)して14:00くらいになったので移動。

なかなか激し目なアプローチをホクト君に教えてもらった情報を頼りに進むと本日のお目当て「血路」に到着。

噂通りのええラインでめちゃめちゃ登攀意欲そそる。

とりあえずこの時点で15:00、日が差し込まず暗くなるのも早そうなのでさっさと準備してトライ。


強い傾斜の中にホールドしっかり繋がっている。

用意したかのようにフット用ホールドもあるのでムーヴの組み立てはスムーズに。

リップ取りのランジが狭い体制から放り込む感じで最初怖かったけど何回か練習して足位置いいとこ決めたら解決。

迫るタイムリミットに少し焦りながらも繋げ2トライ目かな、うまいことリップ捉えて完登。




めっちゃいい課題で満足感強めでした。


そそくさと上流に移動してひょーちゃんがテトリスみたいな岩をトライするのを応援してそのまま斜面を登って車へ戻る。


やはり谷底は暗くても表は明るい。

ただ全員満足してたので早めに帰途に。

途中で焼肉食べて終了。



おしまい

近場でオルカPなど

 10/10 がったーさん血の池さんと峰山からのカケボル

ガッターさんが数年ぶりに岩行きたそうだったから近場に。(ウソ、割と強引に誘った)

まずはハングリースパイダーの岩へ。

岩のコンディションはしっとりだけどマズマズ。

みんなであーだこーだ言いながらムーヴ出したり一通り既存課題は登って。

ハングリースパイダーはムーヴも面白くていい課題だな。

あとはバリエーションでトラバースするのとか設定して登ったり。

ガッターさんも久々の岩を楽しんでたからよかったな。


午後はカケボルに移動して鯱の頭みたいな岩のPを。

以前触った時は下部が染み出しでびしょびしょ、上部も濡れててまともに触れなかったけど

今回はしっかり乾いてるので下部からムーヴ作り。

スタートが気持ち悪かったけど血の池さんが発見したフットジャムがいい感じに効いて解決。

結局繋げると最後のリップ取り前の体勢がくるしくてダメだったけど大きく進んだ。

この時は二段くらいかなーと、次は繋がるかなっとサラッと考えてた。



おしまい





西の川とか刹那とか

 10/6 ひょうちゃん、Dくんと

まずはひょうちゃんが触りたいという「遠方からの便り」のある場所へ。

日向はまだまだ暑い、というか10月前半は残暑厳しくずっと暑かったな。

周辺にある課題をいろいろ登って清流とも戯れた。

「水鏡」やったか、あれは川の中に石が積んであってそこからスタートする感じで裸足で登るのが面白かった。

skyhighのインスタみたりvivobarefootを履き始めたりしたのでその影響やね。


vivoのシューズはこれを履いてもっと歩きたいと思わせるのがすごい。

むしろ他のスニーカーなんかのソールの厚さ/硬さが違和感に感じてしまうくらい。

そして今までの靴をメルカリで売ってvivoを追加購入するという。

あとmagnaっていうモデルをこの日は履いて行ったんやけど、天然皮革の防水性能がすごい。

少々の浅瀬で履き口以下の水深ならぜんぜん足が濡れなかった。

ますますvivo信者になってしまいそうだ。


このエリアで最後に触った初段のマントル課題。

落ちたら吹っ飛ぶ変な体勢になってしまってめちゃ心拍数あがった。

落ちなくてよかった、反省。。


後半は刹那のエリアに移動。

二回目の刹那はきょーちゃんの足位置試したりしてたら一応ムーヴは全部解決。

あとは指と前腕の耐久力がシーズン中にこなれてきたらワンチャンあるかな。

近くにあるゲキカチ初段に普通に敗退して終了。



おしまい




ハイクアンドボルダー

 9/30 前ちゃんと大野山

下半身力トレもしくはアプローチ力強化の一環でハイキングも始めた。

県内のローカル岩場もしくは今後開拓余地のある岩場は歩き力が求められるだろうという予想なのでそれに向けても足腰の強化は有意義。

さらに少し分かったのは足裏から尻までのバックラインの機能が向上するとさらに上部、後背部の機能にも影響があるので最終的には上半身主体の引きつけ/ロックオフの安定も増すようです。


大野山は涼しいかなと思ったけど歩くと汗だくだし虫も多かったので快適とは言えず。

毛虫にも刺されるし。

ただ二人で喋りながらゆっくり岩を触る時間はいい時間だったな。


十二界岩舐め回すように登った後に、ウラスジやプーマンをチェック。

後者は下地の悪さにびびってトライせず。

ウラスジも核心と思われるハイステップマントルを返すだけのやる気出てこず終了。


後日認識するのだけど、以前に比べて完登に対するガツガツ感が少なくなった。

正確には「これは」という課題と、そうでない課題で登りきる為の気合の差が大きい。

完登に伴う社会的意義のようなものの重要度が低くなって個人的価値観の割合が高くなったからなんだろうな。

クライミング歴10年を超えて少し趣が変わったんだろうな。

今後は今までより広い視点でクライミングを捉えて実行できるかもしれないと思うと楽しみ。



おしまい








夏の終わりごろ

2020真夏はほとんど岩行かず。

昨年の夏は自粛や休業なんかで時間あったから開拓行ってたけど、

今年はジムの仕事も忙しくてぜんぜんやったな。

ということで夏のトレーニングが捗ったと言いたいところやけどどうなんやろう。

毎年なにかしらのテーマを作って取り組んでいるけど結局答え合わせは岩に行かないとできないよね。

ちなみに2021夏のテーマは「下半身力」。


9月も後半になるといよいよ岩の準備やねってことで。


9/26 前ちゃん、きょうちゃん、ケンシローと狼狽の岩へ。

ワクチン打ってから5日目?だったと思うけどまだ倦怠感残りつつ、岩の楽しみが勝るよな。

メインのお目当ての「狼狽」は前日の雨でシケってたけど日当たりが良かったので乾いてきたけど暑い。

被ってる範囲は少なくて逆層になった緩傾斜部分がメインか。

傾斜の切り替わりが強いので足位置が高くなる。

結局ハイステップからの左手飛ばしが出来なくて終了。

指と前腕が細かいホールドに対応してないなって感じ。

二つめのお目当ての「刹那」に移動。

こちらは映像でみるよりもそそる感じ。

前半強傾斜パートはフットホールドが微妙な向きのものしか見つからなくて、

手のホールドの細かさと相まってシビアな動きに。

カンテに右手を飛ばす箇所はパワフル、後半はフックを駆使して進むけどヨレてたら油断ならん。

こちらも全員で波状攻撃をかけた結果8割くらいはムーヴが出そろったかな。

この課題は登りたい。


最後は少し移動して百舌鳥の岩へ。

このエリアはジムで弱った皮に優しい。

以前はアンダーカチがうまく効かせられなかった記憶があったけど、

今回は特に問題なく完登。

夏のトレーニングテーマの結果を少し実感。


ここからぼちぼちシーズンイン。


おしまい